「1レッスン○○円」の落とし穴
オンライン音楽レッスンを始めようとしたとき、多くの人がまず悩むのが「1レッスンの単価はいくらにすべきか?」ということです。もちろん、価格設定は重要です。しかし、それだけに注目してしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
音楽を習いたい人の多くは、必ずしも音楽に詳しいわけではありません。そのため「1レッスンでどれくらい進むのか?」「何回受けたら1曲弾けるようになるのか?」といった“わかりやすい成果”ばかりを求めがちです。
けれども、本当の音楽の楽しさは、単発のレッスンだけでは味わえません。

「5回で1曲マスター」は本当に可能か?
多くの音楽講師は経験的に知っていると思いますが、「5回で1曲完成」といった簡単な目安は、現実にはなかなか難しいものです。
- 指の使い方やタッチの感覚を習得するまでに時間がかかる
- リズムの理解や拍感、音の並びを覚えるには練習の積み重ねが必要
- 曲のニュアンスや表現を学ぶ段階では、さらに繰り返しが求められる
にもかかわらず、生徒さん側は「数回で成果が出なければ辞めようかな」と考えてしまうこともあります。
生徒の離脱を防ぐために必要なのは「プレゼン力」
講師として重要なのは、最初の段階で“曲が弾けるようになるまでに必要なプロセス”をしっかり伝え、共通認識を持ってもらうことです。
この説明が不十分だと、生徒は次のように感じてしまいます:
- 思ったより進まない…
- 自分には向いてないかも…
- 続ける意味があるのかな?
結果、せっかく始めたレッスンを早期に離脱してしまいます。
「単発」ではなく「継続」が前提の仕組みをつくる
だからこそ、講師側が初めから複数回・長期的なレッスンを前提としたコースを設計しておくことが重要です。
おすすめの例:
- 月額制のサブスクリプション型(例:月4回、1回40分)
- 6回/12回パックでのまとめ払い割引
- 年間コースの一括提案+特典(例:動画添削、演奏アドバイス)
これらの提案は、講師の安定収入にもつながるうえ、生徒にとっても「続ける理由」を明確にしてくれます。
音楽指導に必要なのは「信頼関係」と「導く力」
音楽の学びには、信頼できる講師と一緒に進んでいける安心感が欠かせません。だからこそ、単発ではなく継続を前提とした関係性の構築が必要です。
講師の役割は「教える」だけではなく、「可能性を信じて導くこと」。
- 生徒が途中で自信をなくしてしまったとき
- 思うように進まず不安になったとき
そんな時こそ「この曲は今のあなたにぴったりです」「できるようになりますよ」と背中を押す力が講師には求められます。
生徒満足度と講師収入を両立させるコース設計
講師が安定した収入を得るためには、生徒に継続してレッスンを受けてもらう必要があります。しかし、それは決して「お金のため」だけではありません。
生徒にとっても、継続することで得られるものは大きいのです。
- 演奏できる曲が増える喜び
- 日常に音楽がある豊かさ
- 自分の成長を実感できる達成感
だからこそ、講師は「この人についていきたい」と思ってもらえるような提案力・指導力を磨く必要があります。
長く続けてもらうことが最高のプレゼント
1レッスン単位でしか物事を考えられない人に、「続ける価値」を感じてもらうには、講師自身の覚悟と説明力が必要です。
その努力が実を結べば、生徒にとっては“人生を変える出会い”となり、講師にとっても“長く信頼される収入源”になります。
オンライン音楽レッスンは「稼げない」どころか、「工夫すれば一生続けられる仕事」です。
大切なのは、「1回の値段」ではなく「どんな未来を提供できるか」という視点。
あなたのレッスンが、生徒さんの人生の彩りとなりますように。
その力を、安心して育てていける場所があります
「1回の値段」ではなく「どんな未来を提供できるか」という視点。
その考え方を実践するには、音楽を教えるスキルだけでなく、“集客の仕組み”や“レッスンの提案力”といったビジネス的な視点も欠かせません。
でも、多くの音楽講師が「教えるのは得意だけど、集客は苦手…」と感じているのも事実です。
そんな方にこそ、私は《haon音楽講師アカデミー》という選択肢をお伝えしたいのです。
■ haon音楽講師アカデミーとは?
haon音楽講師アカデミーは、「自分のスキルを活かして音楽を教えたい」と願う方のための、オンライン完結の実践型サポートプログラムです。
全国各地の音楽経験者、元音大生、育児中の方、50代以上のセカンドキャリア希望者など、さまざまな方が参加されています。
単なる“ノウハウ提供”ではなく、伴走型で一人ひとりのレベルや希望に合わせて、必要なスキルを丁寧に育ててくれるのが特長です。
■ 学べる内容はこんなに多彩
✅ オンラインレッスンの始め方
- Zoomなどの基本操作
- カメラ・音響機材の選び方と使い方
- 自宅でのレッスン環境の整え方
✅ 集客とブランディング
- 自分らしいレッスンの魅せ方
- ターゲット設定とメッセージ作成
- ブログやInstagramの活用方法
✅ 提案スキル・ビジネス感覚
- レッスンメニューの設計方法
- サブスク・パック販売の構築
- 継続率を高めるプレゼン力
これらは一人ではなかなか学べない要素ばかり。ですが、アカデミーでは「演奏以外の力」も伸ばせるよう、仲間と一緒に実践できる仕組みが整っています。

■ こんな方におすすめです
- 生徒が続かない原因が分からず悩んでいる
- 自信はあるのに、集客がうまくいかない
- 「音楽を仕事にしたい」と思い続けてきた
- 50代以降でも新しい挑戦をしてみたい
- 家事・育児と両立できる働き方がしたい
たった一人でやるのは難しくても、環境とサポートがあれば人は変われます。
■ 継続と収入を両立できる講師になるために
「継続の提案」も「価格の設定」も、教える技術とはまた違う力です。
けれども、その力こそが、あなたのレッスンを“趣味の延長”ではなく“選ばれるサービス”へと進化させてくれます。
音楽を「教えること」そのものに情熱を持っている人にとって、ビジネスの学びは決して冷たいものではありません。むしろ「大切な人の演奏人生を支える」ために必要な“温かい力”です。
今の自分から一歩を踏み出すために
あなたの演奏経験や、指導への想いは、決して「もう遅い」なんてことはありません。
むしろ、今までの経験があったからこそ、出せる音・言葉・表現があります。
haon音楽講師アカデミーは、そんなあなたの可能性を、現実の形にしていくための場所です。
「今の自分にできるのか?」を知るところから、はじめてみませんか?